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沖縄移住後の台風対策マニュアルと台風の楽しみ方

沖縄県内の建物は鉄筋コンクリートが一般的ですし、木造でも台風に耐えられるように建てられています。

猛烈な台風が来ても、適切な対策をしておけば命の危険まではありません。

むしろ沖縄移住後数年間は「すごい!」「自然の威力を感じられる!」と、一種のイベントのように楽しめる側面もあります。

しかしもちろん、それは台風対策をしっかりと行い、安全確保した上での話です。

この記事では沖縄で台風の進路を正確に予測する情報源や、台風時の効果的な対策方法、外に出られない間の暇つぶしの方法を解説します。

沖縄移住13年の経験から、沖縄で住むべき場所や生活費、引っ越し費用などを幅広く解説した記事もおすすめです!

複数サイトから台風の進路を判断し休校などの情報を確認

台風が直撃後の風景

台風の進路は予測が難しく、気象庁の予報も必ずしも正確とは限りません。しかし、沖縄ではアメリカ軍の台風予報も広く参照されています。気象庁とアメリカ軍の予報を併用して、台風の進路をできるだけ正確に把握しましょう。

気象庁の情報に加えて米軍のJTWCは必ずチェック

沖縄では気象庁の情報よりも、アメリカ軍が提供する台風情報のほうが信頼されています。

アメリカ軍の情報はジョイント・タイフーン・ウォーニング・センター(JTWC)のウェブサイトで公開されおり、日本周辺だけでなく、広範囲にわたる情報を見ることができます。

このサイトは誰でも閲覧可能で、おすすめの使い方は、気象庁のサイトの台風の進路予報とJTWCの情報を照らし合わせ、一致しているかどうかを確認することです。

一致している場合、台風がその進路を通る可能性が高いため、直撃の可能性がある場合は厳重に対策をしておきます。

気象庁とJTWCの予報が大きく異なる場合は、地元の人々は通常、アメリカ軍の情報を信頼します。

しかし実際のところは、どちらが正確かは一概に言えず、気象庁とアメリカ軍の予報のどちらが当たるかわかりません。

したがって、どちらに転んでも対応できるように準備をしておくのが賢明です。

以下にアメリカ軍のJTWCのリンクをはっておきますので、台風の際にはぜひ参照してください。

バスの運行情報をチェックして学校や会社の休みを知る

次に、学校や会社が休校または休業となるかどうかを確認することも重要です。

台風が沖縄に接近している場合、多くの人々はまずバスの運行状況を確認します。学校の休校判断や企業の休業判断は、バスの運行状況に従う場合が多いからです。

バスが運行を続けている場合、学校は通常通り授業を行い、企業も通常通り営業する傾向があります。

一方、バスが運休すると学校もお休みになります。

そのため、地元の人はバスの運行状況を常にチェックしています。

台風が接近する場合、一般社団法人沖縄県バス協会のウェブサイトなどでバスの運行状況を確認してください。

台風が来るとわかったら準備すること「室外・建物編」

屋外のものはだいたい風で飛ばされて、浸水する……という前提で準備をしておきます。

ベランダや屋外の飛ばされそうな物を撤去

台風で飛ばされた自動車

台風が直撃する可能性があると判断されたら、風で飛ばされる可能性がある物を室内に片付けましょう。

特に、マンションのベランダに物を置いている場合は、その物が飛んでしまい、重大な被害を引き起こす可能性が考えられます。

かなり重い物でも風で飛ばされることがあるため、大型の植木鉢なども室内に片付けておくほうが安心です。

ベランダの排水溝などを掃除しておく

ベランダは高確率で浸水

ベランダの物を片付ける際に、ベランダの排水溝の掃除も忘れずに行いましょう。

台風の際には激しい雨が降り、ベランダが浸水することがあります。ベランダの排水溝が詰まっていると、水が流れずに室内まで浸水しかねません。

排水溝が詰まっている場合は、水が外に流れるように掃除してください。

高層階などでは網戸を外しておく

高層階に住んでいる場合、風で網戸が飛ばされる危険性が高いため、台風が接近する際には網戸を外すことを検討しましょう。平屋の場合は危険性が低いかもしれませんが、マンションの高層階では網戸が飛んでしまい、事故につながる危険性も考えられます。

クルマにはガソリンを満タンに入れておく

台風だけでなく、災害時にはクルマのガソリンを満タンにしておくことが基本です。

緊急に避難が必要になる場合や、台風が過ぎた後に移動が必要となることが多いからです。台風の後にクルマを洗車したり、被害を受けた部品を修理に行くことも考えられます。

台風直後にガソリンスタンドが混雑することもあるため、あらかじめガソリンを満タンにしておくことをお勧めします。

台風が来るとわかったら準備すること「室内編」

台風の雨風が室内に侵入することを防ぎ、停電や断水などの問題に備えるための対策を行いましょう。室内対策の中で、アルミサッシの隙間に布などを詰めることは必須です。停電や断水への対策も考えましょう。

日持ちするパンやレトルト食品を揃えておく

台風が直撃するか、危険な位置まで接近することが分かったら、数日分の非常食を用意しておくことをお勧めします。筆者は沖縄で、5日間の停電を経験したことがあります。

停電が続くと水も出なくなることがあるため、その間持ちこたえられる食料を備蓄しておくと安心です。

アルミサッシに布や新聞を詰める

台風が接近しつつある時点で、アルミサッシの隙間に布や新聞を詰めておきましょう。風雨が室内に侵入するのを防ぎます。

写真のようにアルミサッシの下部分から雨水が入り込むことが多いため、この部分には必ず布を詰めておきます。

飛来物で窓ガラスが割れる可能性もあるため、カーテンは閉めておきましょう。窓が割れた際、カーテンをしていないと広く室内にガラスが飛び散ります。

2リットルのペットボトルを何本か冷凍しておく

台風が直撃する可能性がある場合、2リットルのペットボトルの水を数本買ってきて冷凍庫で凍らせておきましょう。

できれば台風が到来する前日までに準備をしておきます。

冷凍庫に保管しておいた2リットルのペットボトルは停電が発生した時点で冷蔵庫内に移動させます。

冷蔵庫は停電時に機能しなくなりますが、凍ったペットボトルを利用することで、中の食料を一定時間冷やしておくことができます。

最終的に、ペットボトルの水は飲料水として利用できます。

風呂に水をはっておきバケツにも水を貯める

湯船がある家庭では、お風呂に水をためておきます。また、バケツにも水を貯めておくことをおすすめします。バケツがない場合は早めに購入し、用意しておきましょう。

湯船やバケツの水はちょっとした洗い物や、手洗い等に活用します。

断水時の水洗トイレ使用にも必要ですね。

また、台風通過後にもしばらく断水が続く場合があり、そういう時に水浴びをすることもできます。

スマホは満充電にしておき外部バッテリーも用意

地域によっては台風時に長期間の停電が発生することがあります。そのため、スマートフォンなどの電子機器はフル充電しておき、可能であれば外部電源などを用意して電池切れに備えましょう。

停電時にはスマートフォンが最も重要な情報源となりますので、バッテリー切れはなるべく避けたいからです。

また、ラジオを用意しておくと、停電時の情報収集に役立ちます。

懐中電灯を必要なだけ用意し乾電池も確認する

懐中電灯も重要なアイテムとなりますので、人数分程度は用意しましょう。また、懐中電灯の電池残量も確認しておきましょう。

キャンプ用のランタン型の懐中電灯は使い勝手がよく、ひとつ用意しておくと安心です。

ビールやワインやソフトドリンクを用意する

台風が来て停電すると、エアコンもテレビも利用できなくなります。

そのため、長時間にわたって閉じ込められる場合に備え、ビール、ワイン、おつまみなどを用意しておきましょう。

アルコール類があると、1日か2日は楽しく過ごせます。

アルコール類を飲まない人は、お気に入りのソフトドリンクを用意しておくといいでしょう。

台風で閉じ込められた時間をどう過ごすか?

沖縄の人は、台風時の過ごし方が上手です。地元の知恵を借りて、台風が過ぎ去るまでの時間を楽しく過ごしましょう。

ギリギリの時間帯までサンエーなどで過ごす

沖縄で台風が接近すると、地元の人々は暴風圏に入るギリギリまで映画館に行ったり、大きなスーパーマーケットで買い物を楽しんだりして過ごすとがあります。

タイミングが良ければサンエーなどのスーパーマーケットで、知人にばったり会うこともあります。というより、だいたい誰かに会います。

こういった場所で情報交換をしてみてもいいでしょう。

ただし、外出前に台風対策を十分に行っていることが前提です。

バスが運休を決めると同時に室内にこもる

とにかく、バスの運行が中止されたら外出は避けたほうが良いでしょう。

実際には、バスの運行中止が発表されてから暴風圏に入るまでには時間差があります。しかし、経験豊富なバス会社が運行を中止するということは、台風が直撃する可能性が高いことを示しています。

バスが運行を中止すると決まった場合、速やかに自宅に戻り、外出を避けるようにしましょう。

停電時に何をするかは考えておくべき

台風が接近して室内に避難した場合、スマートフォンを使って友達と連絡を取り合い、被害状況や最新情報を共有することができます。

ただし、停電が発生するとスマートフォンのバッテリーが切れる可能性があるため、無駄な使用は避けた方が賢明です。

代わりに、簡単なゲームなどの娯楽を用意しておくと、時間を潰すことができます。

まとめ:沖縄移住3年目くらいまで台風は楽しめます!

この記事では、筆者が沖縄での13年間の生活から学んだ台風対策について紹介しました。

内地で味わったことがない激しい台風は、最初のうちは一種のイベントとして楽しむことができます。

筆者の経験では、沖縄に移住してから3年間くらいは、台風が一種のイベントのような感覚でした。

同じように台風で閉じ込められた友人と、メールやLINEで盛り上がることもありました。おそらく、沖縄移住後初めての台風はちょっとしたイベント感覚で過ごせるはずです。

意外と盛り上がる体験になりますが、安全に気を付けることは忘れないようにしましょう。

地元の人も台風時には案外楽しそうにしているので、台風を楽しんでも「不謹慎だ!」といわれることはなさそうです。

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